OS10.13『macOS High Sierra』と言えば昨年末にセキュリティの面で物凄いバグが見つかり大騒ぎになりました。各方面でニュースとして取り上げられたのでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
これは同OSを搭載したMacならユーザー名が『root』であれば、パスワードが空欄でもログイン出来てしまうというものでした。
個人所有ならともかく使い方や使う環境によっては大問題になりかねないバグでしたよね。
こちらについてはセキュリティのアップデートが直ちに配布され、今は解決していますが、今日はまた別のバグなんじゃないか?というの不具合を見つけましたのでこちらでご報告しておきます。
それは・・・
【ログインパスワードを空欄に設定していると、システム環境設定で鍵のマークを開く(ロックを解除する)事が出来ない】というものです。
MacOSも以前は最初にアカウントを作る時点でパスワードを設定しなくても(つまり空欄でも)特に何も言われる事はなかったのですが、10.9 Mavericksからは何かしら任意のパスワードを設定しなければダメになりました。(後から空欄にする事は可能です)
なので今回のように空欄にしている方もそこまで多くはないかもしれませんが、ただ『パスワード忘れちゃうから』とか『昔から無しにしてるので』という理由であえて設定されない方もいらっしゃいますからね。
パスワード設定が空欄の場合、電源を入れたログイン画面で自分のアカウントのアイコンをクリックすれば自動的にデスクトップまで到達します(自動ログイン設定されている場合はこのアクションも必要無し)
ここまではスムーズです。
ただ、システム環境設定にある『ユーザーとグループ』で変更が必要になった場合(例えば新たにユーザーを追加したくなったとか)に設定変更の鍵を開こうとすると上記問題が発生するんです。
設定を変更したりする際にはおなじみですが、下記のようなユーザー名とパスワードを入力する画面が出てくるんですが、ここを空欄のまま『ロックを解除』の青いボタンを押しても、いわゆるパスワードを間違った時に起きるような画面が震えるアクションが出て先に進んでくれないのです。パスワードは空欄で間違っていないのに。
ではこうなった時どうすれば良いか?
回避策としては、一旦空欄以外になんらかのパスワードを変えてあげるしかないようです。
なんとも面倒な話ですね。こいつもOSのアップデートと共に修正されていくのだとは思いますが、取り急ぎこちらにて報告せさせていただきました。前述した昨年末のでっかいバグもあったので、Appleもセキュリティについてはかなり慎重になっていると思うんですけどね。
今回は逆にそのあたりが災いしての事じゃないかと勝手に思ってますが、もう思い切って空欄では設定出来ないことにしてしまう方が良いんじゃないの?とか思ったります。でもやっぱり空欄で設定出来なきゃ嫌だ!って人も多いかもしれないのでそうもいかないのかな?(笑)
ということでちょっとしたバグ見つけた!!という記事でございました。本日はこれにて終了。