MacBookが寿命になると発生するトラブルと長持ちさせる方法を徹底解説

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MacBookが寿命になると発生するトラブルと長持ちさせる方法を徹底解説

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MacBookを使っていると、動作が重くなったりバッテリーの減りが早くなったりと問題が起きることもあります。それはMacBook本体の寿命が関係しているかもしれません。

MacBookをはじめパソコンには寿命があるため、長く使っているうちに何らかのトラブルが発生します。しかし愛着を持って使っている方は「少しでも長く使いたい」という悩みもありますよね。

そこで今回は、Macの寿命の詳細や発生するトラブルから長持ちさせる方法を詳しく解説します。買い換えるべきか使い続けるべきかを判断できるので、ぜひ参考にご覧ください。

MacBookの寿命とは

MacBookの寿命とは

MacBookの寿命は使用環境によって前後しますが、Apple公式サイトでは4年程度だと記載されています。ノートパソコンの多くは寿命が4年〜6年なので、MacBookは比較的短いと考えられます。

もちろん工夫することでMacBookの寿命は大きく延ばせるので、ハードウェア障害のトラブルがなければ約10年間は使用可能です。またApple製品は開発を進めながら寿命を延ばすためのアップデートを繰り返しているので、新製品であるほど長く使うことができます。

一番大切なことは、MacBookへの負担をなくして快適に使える状態を維持することです。内部トラブルをはじめ外部ダメージがないよう意識して使いましょう。

MacBookの寿命はバッテリーで決まる

MacBookの寿命はバッテリーで決まる

MacBookの寿命を支える大きな部分は「バッテリー」です。バッテリーはMac本体に電力を供給して動かせる役割があるため、こちらに問題があれば寿命も短くなってしまいます。

現在使っているMacBookのバッテリーに問題がないか確認するために、バッテリー状況の確認方法と充電上限回数についてまとめました。ぜひ参考にご覧ください。

バッテリー状況の確認方法

MacBookのバッテリー状況はいつでも簡単に確認できます。バッテリー状況がわかれば交換のタイミングも把握できるので、修理が必要なのか判断できます。

MacBookのバッテリー状況を確認するときは、上部右上にあるメニューからバッテリーアイコンを「option」キーを押したままクリックすれば表示されます。

バッテリー状況は以下のいずれかで表示されるので、現在の状態をチェックしてみてください。

  • 標準:正常に機能している
  • 間もなく交換:正常に機能しているが、充電可能量は減少している
  • 今すぐ交換:正常に機能しているが、充電可能量は大幅に減少している
  • バッテリーの交換修理:正常に機能していない

バッテリーの充電上限回数

MacBookにはバッテリーの充電上限回数というものが存在します。充電上限回数とは、充電ができる回数のことです。

Appleの公式サイトでは各モデルのバッテリーの充電回数目安が書かれているので、使っている製品をチェックすればどれだけ充電できるのか把握できます。

現在使っているMacBookの充放電回数を確認したいときは、いいかのステップで行ってください。

ステップ1.上部Appleメニューから「このMacについて」をクリック

ステップ2.「システムレポート」をクリックして「電源」を選択

「システムレポート」をクリックして「電源」を選択

ステップ3.「バッテリー情報」の「充放電回数」を確認

「バッテリー情報」の「充放電回数」を確認

以上です。基本的に2010年以降に発売されたものは1000回、それ以前に発売されたものは500回が上限です。

MacBookの買い替えやバッテリーの交換時期を判断するときは、参考として確認してみてください。

MacBookが寿命になると発生する3つのトラブル

MacBookが寿命になると発生する3つのトラブル

MacBookが寿命になると、以下のようなトラブルが発生します。

  1. 自然と電源が落ちてしまう
  2. バッテリーの減りが早くなる
  3. 充電中に充電ランプが点滅

それでは順番に説明します。

1.自然と電源が落ちてしまう

MacBookの寿命が近づくと、作業中に突然電源が落ちてしまうことがあります。充電が満たされていても発生することがあるので、急に画面が真っ暗になってしまいます。

このように何の前触れもなく電源が落ちてしまうということは、MacBook本体に問題があるかバッテリーが限界になっている証拠です。最悪の場合は電源ボタンを押しても起動しなくなってしまうので、買い替えもしくはバッテリーを交換することをおすすめします。

2.バッテリーの減りが早くなる

バッテリーの減りが普通より早くなっているときも寿命が近づいているサインです。例えばフル充電をして12時間は使えるところ2〜3時間程度しか使えなければバッテリーに問題があります。

もちろん作業内容によって電力の消費スピードは異なるので、何をしているかによって使用可能時間は変わります。大きな処理を必要としない作業にも関わらずバッテリーの減りが早いということは、バッテリーの充電上限回数が超過している可能性が高いです。

またバッテリーが劣化するとバッテリー残量があるのに強制スリープをしたりすることもあります。購入をしてから現在までどれくらい充電をしたのかを一度チェックしてみましょう。

3.充電中に充電ランプが点滅

MacBookを充電しているときに充電ランプが点滅している場合、充電ができない状態にあるサインです。通常はフル充電されると緑色、充電中はオレンジ色の充電ランプが表示されますが、点滅は充電中に何らかの問題が発生していることを指します。

こちらは前述で紹介した通り充電上限回数が超過している可能性があるので、バッテリーを交換しなければいけません。無理に充電を続けると充電器が高熱になってしまうので十分注意しましょう。

MacBookの寿命を長持ちさせる5つの方法

MacBookの寿命を長持ちさせる5つの方法

MacBookの寿命を長持ちさせたいときは、以下の5つの方法を試してみてください。

  1. フル充電を避ける
  2. 省エネルギー設定にする
  3. 最新OSにアップデートする
  4. Bluetoothはオフにしておく
  5. 使わないアプリは終了する

それでは順番に解説します。

1.フル充電を避ける

MacBookはフル充電をしたほうが長く使えると思いがちですが、充電をしたまま放置するのは良くありません。理由としてはフル充電しているにも関わらず充電すると、無駄な電力を供給することになるからです。

無意味な充電は充電上限回数を増やすことにつながるので、通常より早く寿命がくることになってしまいます。そのためバッテリーに余裕を持たせたいときは、20〜80%程度の充電状態をキープすることをおすすめします。

とくに自宅にいるときは充電ケーブルをつなぎっぱなしにはせず、必要な分だけ充電することを心がけましょう。

2.省エネルギー設定にする

省エネルギー設定とは、電力の消耗を減らすことができる設定のことです。例えば、ディスプレイを操作していないときに画面を切る時間を短くしたり画面の照明を少し暗くしたりできます。

電力を減らすための取り組みを自動的にできるので、意識せずMacBookの寿命を延ばせられます。省エネルギー設定をするときは、以下のステップで行ってください。

ステップ1.上部アップルメニューから「システム環境設定」をクリック

ステップ2.「省エネルギー」をクリック

「省エネルギー」をクリック

ステップ3.必要に応じて設定

必要に応じて設定

以上です。とくにディスプレイをオフにするまでの時間を短くすれば効果的に電力の消費を抑えられます。

バッテリーの無駄遣いをなくすためにできる設定を取り入れてみましょう。

3.最新OSにアップデートする

MacBookを最近OSにアップデートすれば、バッテリー関連の機能が強化されることがあります。Appleでは定期的にアップデートがされており、従来の問題点を改善する取り組みをしています。

最新のOSならバッテリー以外にも不具合が修正されて最新の機能を使用可能です。注意点としてOSをアップデートすると使っていたアプリが反応しなくなる恐れがあるので、事前に問題ないかチェックしておきましょう。

4.Bluetoothはオフにしておく

MacBookを使っているときは、不要な接続を切っておくことも大切です。とくにBluetoothでマウスやイヤホンなどを接続していることが多いですが、なるべくオフにしておいたほうが電力を維持できます。

接続端子が増えるほど電力消費も大きくなるので、使っていないものは切ることを意識しておきましょう。

5.使わないアプリは終了する

接続端子と同じく使っていないアプリも終了しておけば電力消費をおさえられます。アプリのなかには大きな処理を必要とするものもあるので、開いたままでいるとバッテリー消費が早くなります。

MacBookでは最低限必要なアプリだけを開いておき、あまり使っていないものは終了するクセをつけておけば寿命を長持ちさせられます。

まとめ

今回は、MacBookの寿命になると発生するトラブルから長持ちさせる方法を解説しました。MacBookが寿命になると電源が勝手に落ちたりバッテリーの減りが早くなったりトラブルが発生します。

そのため本体の寿命を長持ちさせたいときは、フル充電を避けて省エネルギー設定や最新OSのアップデートなどを普段から意識しておきましょう。買い替えやバッテリー交換が必要なときは専門のプロに相談してみるのも1つの手段です。

当記事がMacBookの寿命に悩んでいる方の役に立ったなら幸いです。

MacBookのバッテリー交換はプロに相談

「MacBooKをずっと使い続けたい」

「買い替えはお金がかかるからバッテリー交換で済ませたい」

当記事を最後まで読まれた方のなかには、このような悩みを持った方もいるのではないでしょうか。

MacBookの寿命を延ばすためにいろいろな対策方法を試しても限界に近づくこともあります。しかしせっかく購入したものを手放すのは抵抗がありますよね。

そんなときはMac専門のプロに相談してバッテリー交換をすることをおすすめします。アーストのMac修理では、MacBookに関するバッテリー交換の相談にも対応しています。

「MacBookを大切に使いたい」と考えている方は、気軽にバッテリー状況を相談してみてはいかがでしょうか。

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